海外に比べると、日本の水道水はとても安全です。
そのため、飲んですぐに体調を崩すようなこともありません。
ただ、それでも水道水をそのまま飲むのは抵抗があるという人も多いのではないでしょうか。
水道水には消毒のために塩素が使われています。
この水の中に残った塩素を残留塩素といいます。
残留塩素をそのまま飲むのは、やっぱりちょっと抵抗がありますよね。
この塩素を取り除くためには煮沸するのがいいという話もあります。
では、煮沸をすることで水道水は安全に飲むことができるのでしょうか??
水道水を煮沸して塩素を取り除く方法
塩素と一言でいっても、実はいろいろな種類があります。
そのわけ方として有機塩素(有機塩化物)と無機塩素(無機塩化物)といった分類の仕方があります。
有機塩素とは、塩素が他のもと反応したときにできる安定した共有結合化合物です。
発がん性の可能性があり、毒性も高いので、基準値が設定されています。
無機塩素とは、塩素が他のものと反応したときにできる不安定な化合物です。
水道水の消毒には、この無機塩素である次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素剤を使用しています。
この塩素は沸騰させることで、ほぼすべて取り除くことができます。
同時にカルキ臭さもなくなります。
ただし、それまでにあった水の殺菌効果もなくなってしまうため、沸騰させた後はすぐに使う必要があります。
沸騰させる時間は10~20分くらいが目安です。
水道水を煮沸する際に気をつけるべきこと
塩素は熱に弱い物質です。
そのため、高温にすることで塩素ガスが発生します。この塩素ガスにはトリハロメタンという発がん性物質が含まれているため、少しだけの煮沸ではこれが増えてかえって危険です。
そのため、しっかり10~20分は沸騰させるようにしましょう。
沸騰させる際には、塩素がどんどん蒸発するように、やかんなどのフタを開けておくのもいいですね。
さすがに沸騰させたものをそのまま飲む訳にはいかないので、一旦冷まして飲むのがオススメです。
塩素だけでなく、カルキ臭も抜けているので、普通の水道水よりもおいしく感じるはずです。
煮沸するだけでは取り除けないものもある
煮沸することで、塩素やカルキ臭などは取り除けますが、完全にすべてが取り除ける訳ではありません。
アルミニウムや鉛といった成分は、煮沸では除去できません。
古い水道管を使用している場合、水道水に鉛が混入している場合があります。鉛は人体に有害で、発がん性物質でもあるため、現在では鉛が含まれた水道管は使用されていません。
ただし、まだ撤去されていない水道管もあるため、知らず知らずのうちに鉛入りの水道水を飲んでいる可能性があります。
こういった有害物質を取り除くのに有効なのが浄水器です。
浄水器を取り除くことで安全に水を飲むことができます。
オススメの浄水器は楽水ウォーターサーバー
現在、さまざまな浄水器がありますが、わたしがオススメしているのは楽水ウォーターサーバーです。
浄水器の機能とウォーターサーバーの機能を兼ね備えており、いつでも冷水や温水を使うことができます。
一般的なウォーターサーバーのようなボトル交換の手間もないので、重いボトルを運ぶ必要もありません。
また、楽水ウォーターサーバーのうれしい点は定額制であることです。
ウォーターサーバーの水だと、お料理に使うのはちょっと抵抗がありますよね。でも、楽水ウォーターサーバーだといくら使っても定額なので、どんどんお料理にも使うことができます。