水の飲み過ぎは腎臓に負担をかけることも

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水の摂り過ぎに注意

人間の身体の６割は水分でできています。

そのため、しっかり水分補給ができていないと熱中症や脱水症状になってしまいます。また、水分が足りなくなると血流も悪くなってしまうため、適度な水分補給は健康のためにも重要です。

しかし、どんなことにも共通していえることですが、摂り過ぎはよくありません。

水を飲むのが健康にいいのは確かなのですが、飲み過ぎてしまうと帰って身体に負担をかけてしまうことになります。

知っていますか？水中毒

水中毒（みずちゅうどく）という言葉を聞いたことがありますか。

あまり耳慣れない言葉なので、もしかするとほとんどの人が聞いたことがないかもしれません。

水中毒とは、水の飲み過ぎで体液が薄まってしまう病気です。

マラソンをしているときに、過剰に水分を摂取すると水中毒になりやすいと言われています。

水中毒になると、頭痛や吐き気、嘔吐といった症状が現れ、重度になるとけいれんや意識障害を引き起こします。最悪の場合、死に至ることすらあります。

では、一体どのくらいの水を飲むと水中毒になってしまうのでしょうか？

腎臓が正常に働いていると１日に10リットル以上の水を排出することができます。そのため、通常であれば水中毒になることはまずありません。１日10リットル以上の水を飲むことは、まずありませんよね。

ただし、腎臓が正常に働いていない場合は、10リットル以下であっても水中毒になってしまう可能性があります。

10リットル飲まなくてもマラソン時は水中毒の危険性が

マラソン、トライアスロン、水泳、ハイキングといった４時間以上にわたり運動を続ける場合は、水中毒に注意しなければなりません。

運動時には抗利尿ホルモンが分泌されるため、腎臓に水をためこんでしまいます。そうなると、腎臓が施錠に働くなってしまうため、10リットル以上の水を飲まなくても水中毒になってしまう恐れがあります。

正しい水の飲み方

水を飲むのにベストなタイミングは、ノドが乾いたときです。

ノドが乾いたということは、水分が不足しているという身体からの信号のため、しっかり水分を補給する必要があります。それ以外では、さほど水を飲む必要はないでしょう。

１日にどのくらいの水を飲めばいい？

欧米での研究結果によると、水の必要量の目安は生活活動レベルが低い場合は１日2.3L～2.5リットル、生活活動レベルが高い場合は１日3.3L～3.5Lといわれています。

ただし、この量には食物由来のものも含まれています。

そのため、水分補給としては１日1.5Lの水を飲むのが目安です。

水分が不足すると人間はどうなる？

人間は食べ物がなくても水さえ摂ることができれば１ヶ月近く生きることができます。

けれども水が飲めないと２～３日で命に危険が及びます。

また、普段から水分不足が続くと、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな病気を引き起こしてしまう恐れがあります。

水を飲むことでの健康効果

適度な水を飲むことは、身体にとってさまざまなプラス効果をもたらしてくれます。

代謝アップ

常温の水を飲むと、体内から温まり、代謝がアップします。

また血流がよくなるため、効率良く筋肉量を増やすことができます。筋力が増えると基礎代謝も向上するため、痩せやすい体質になります。

血液をサラサラに

水分が不足していると、血液がドロドロになってしまいます。

スムーズに血液が流れないと、細胞に酸素が行き届かず、免疫力が低下したり、脳や内臓の機能が低下してしまいます。

水分を摂ることで血液がサラサラになり、老廃物が排出されやすくなります。

肌に潤いを

肌に潤いを与えようと思ったら、化粧品などに頼ることが多いですが、しっかり肌の中まで水分を補うには、水を飲んだ方が効率がいいです。

適度に水を飲むことで、細胞内の老廃物や毒素が排出されるので、新陳代謝が改善され、肌をキレイに保つことができます。

せっかく飲むならばキレイな水を

水は飲み過ぎてもいけませんし、飲まないのも健康に悪影響を与えます。

そのため、普段から意識して適度な水分補給を心がけたいです。

また、せっかく飲むならばキレイな水を身体に取り込みたいですよね。

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