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天然水とRO水の違いとは?味・安全性・料金・赤ちゃんへの使いやすさを比較

水の知識

ウォーターサーバーを選ぶとき、「天然水とRO水は何が違うの?」「どちらが安全でおいしいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。

天然水とRO水の大きな違いは、原水と水を処理する方法です。天然水は特定の水源から採水した地下水などを使い、RO水は原水を逆浸透膜で処理して作られます。

天然水は採水地ごとの味や成分を楽しみやすく、RO水は成分のばらつきを抑えやすいのが特徴です。ただし、「天然だから安全」「RO水だから無条件に安心」とは限りません。最終的な品質は、製造工程、検査、保管、サーバーの衛生管理にも左右されます。

この記事では、天然水とRO水の違いを、味、料金、安全性、料理、赤ちゃんのミルク作り、備蓄性まで含めて比較します。

この記事でわかること
  • 天然水とRO水の原水・製造方法の違い
  • 味・ミネラル・料金の比較
  • 水の種類だけで安全性を判断できない理由
  • 赤ちゃんのミルクや料理に使う際の注意点
  • 天然水・RO水がそれぞれ向いている家庭
味を重視するなら天然水、料金や成分の安定性を重視するならRO水が候補です。ただし、商品ごとの成分と契約条件まで確認しましょう。
目次

30秒でわかる天然水とRO水の違い

比較項目天然水RO水
主な原水特定水源の地下水など水道水・地下水など
主な処理沈殿・ろ過・加熱殺菌などRO膜による処理
採水地による違いが出やすいクセを抑えやすい
ミネラル水源由来の成分を含む処理後に添加する商品もある
硬度採水地によって異なる最終的な成分設計によって異なる
料金高めになりやすい抑えやすい商品もある
調乳硬度と温水温度を確認硬度と温水温度を確認
備蓄宅配ボトルなら備蓄しやすい宅配ボトルなら備蓄しやすい
先に結論

採水地や自然由来の味を楽しみたい方には天然水、クセの少なさや料金を重視したい方にはRO水が向いています。安全性は水の種類だけでは決まらないため、成分表、品質検査、ボトルの扱い、サーバーの清掃方法まで確認して選びましょう。

天然水とは?特定水源から採水した水

一般にウォーターサーバーで「天然水」と呼ばれているものは、特定の水源から採水した地下水を原水とするナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターです。

ナチュラルウォーターは、特定水源から採水した地下水に、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行っていない水です。そのうち、地下で地層中の無機塩類が溶け込んだものがナチュラルミネラルウォーターに分類されます。

採水地によって味と成分が変わる

天然水の硬度やミネラル成分は、水源の地質や採水環境によって異なります。やわらかく感じる水もあれば、ミネラル感を感じやすい水もあります。

硬度の見方を詳しく知りたい方は、硬水と軟水の違いも参考にしてください。

天然水でも殺菌方法は商品ごとに異なる

天然水には、加熱殺菌された商品と、基準を満たした原水を衛生的な環境で非加熱充填する商品があります。「非加熱だから安全性が低い」「加熱すると水の価値がなくなる」と単純には判断できません。

殺菌・除菌を行わないミネラルウォーターにも原水や製造工程の基準があり、殺菌・除菌を行う商品にも規格基準があります。気になる場合は、メーカーが公表する製造方法と品質検査を確認しましょう。

天然水は価格が高めになりやすい

天然水は、採水、品質管理、充填、保管、配送に費用がかかるため、RO水より水代が高くなる傾向があります。さらに、配送地域によって送料が加算される場合もあります。

RO水とは?逆浸透膜で処理した水

RO水は、逆浸透膜(RO膜)を使って原水を処理した水です。ROは「Reverse Osmosis」の略で、圧力をかけて膜を通し、水中の塩類などを分離する技術です。

国立環境研究所の解説では、RO膜は主に塩類の分離除去に使われ、浸透圧より高い圧力を加えることで、溶質を通しにくくし、水を透過させる仕組みと説明されています。

原水は商品によって異なる

RO水の原水には、水道水、地下水などが使われます。大切なのは原水の名称だけでなく、どのような工程で処理・検査され、最終的にどのような成分になっているかです。

処理後にミネラルを加える商品もある

RO膜による処理では、原水に含まれるミネラルも減少します。その後、飲みやすさを整えるためにカルシウムやマグネシウムなどを加える商品もあります。

そのため、「RO水は必ず純水」「RO水はすべて硬度ゼロ」とは限りません。商品ごとの成分表を確認してください。

料金を抑えやすいサービスもある

RO水は採水地のブランド性よりも製造工程を中心に価値が決まるため、天然水より水代を抑えたサービスもあります。ただし、サーバーレンタル料やサポート料、配送料が別途必要な場合があります。

RO水は「安い水」というより、膜処理によって成分を整えた水です。料金は水代だけでなく、サーバー代や配送料まで含めて比べましょう。

天然水とRO水はどちらが安全?

水の種類だけで、天然水とRO水のどちらが安全かを一律には決められません。どちらも適切に製造・検査・保管されていることが重要です。

確認項目見るポイント
製造方法殺菌・除菌・RO処理などの工程
品質検査検査項目、検査頻度、結果の公開状況
水の成分硬度、ミネラル、成分規格への適合
容器未開封時の保存方法と賞味期限
開封後早めに使い切れる量か
サーバー日常清掃、フィルター交換、メンテナンス

PFASも水の種類ではなく規格と検査で見る

ミネラルウォーター類については、PFOS・PFOAの成分規格が設けられています。天然水かRO水かという名称だけで判断せず、メーカーの検査結果や、適用される規格への対応を確認するのが適切です。

安全性についての注意

「天然だから無処理」「RO膜を通せばすべての物質が完全にゼロ」といった表現は正確ではありません。安全性は、製造工程、最終製品の検査、保管、利用時の衛生管理を含めて判断しましょう。

味とミネラルの違い

味を重視するなら、天然水は採水地ごとの違いを楽しみやすい水です。一方、RO水はクセを抑えやすく、家族で飲みやすいと感じる場合があります。

項目天然水RO水
味の個性採水地による違いが出やすい比較的安定させやすい
硬度水源によって異なる最終的な成分設計によって異なる
ミネラル自然由来処理後に添加する場合がある
向いている人産地や味にこだわりたい人クセの少なさを重視する人

ただし、おいしさは主観的なものです。天然水だから必ずおいしい、RO水だから味がないとは限りません。硬度、温度、サーバーの清掃状態でも味の印象は変わります。

料金の違いを比較

一般に水代は天然水のほうが高くなりやすいものの、月額総額はサービスによって逆転することがあります。

料金比較で確認する項目
  • 水1Lあたりの価格
  • 毎月の最低注文量
  • サーバーレンタル料・サポート料
  • 地域別送料
  • 配送休止手数料
  • 最低利用期間と解約金

水代を抑えたい方は、RO水だけでなく水道水をろ過する浄水型も比較対象になります。候補をまとめて見たい方は、料金が安いウォーターサーバー比較も参考にしてください。

料理・コーヒー・お茶での使いやすさ

料理では、天然水かRO水かだけでなく、硬度が味に影響します。和食や炊飯には軟水が使いやすく、硬度の低い天然水やRO水が候補になります。

採水地の味を飲み水やコーヒーで楽しみたい方には天然水、料理にも量を気にせず使いたい方にはRO水や浄水型が選びやすいでしょう。

用途別の選び方は、料理に使う水は水道水・浄水器・ミネラルウォーターのどれがいい?で詳しく解説しています。

赤ちゃんのミルクにはどちらが使いやすい?

天然水とRO水のどちらでも、粉ミルクの表示に適合する水であれば調乳に使える場合があります。大切なのは、水の名称ではなく、硬度、成分、温水温度、調乳方法です。

天然水は硬度を確認する

天然水は採水地によって硬度が異なります。高硬度の水は自己判断で使わず、粉ミルクメーカーの表示や、水の販売元による調乳案内を確認してください。

RO水も最終的な成分を見る

RO水には、処理後にミネラルを添加した商品があります。「RO水だから必ず調乳向き」と決めつけず、硬度と成分表を確認しましょう。

70℃以上のお湯で調乳する

厚生労働省は、乳児用調製粉乳を作る際、使用する湯を70℃以上に保つよう案内しています。ウォーターサーバーを使う場合は、省エネモードを含め、温水温度が条件を満たすか確認してください。

調乳時の注意

粉ミルクに記載された量の70℃以上のお湯で調乳し、流水などで適温まで冷まします。自己判断でサーバーの冷水を足す方法は避け、飲み残しや調乳後2時間を超えたミルクは再利用しないでください。

子育て家庭での選び方は、赤ちゃん向けウォーターサーバーの選び方も確認してください。

赤ちゃんのミルクでは、水の種類よりも成分と調乳方法の確認が大切です。「天然水」「RO水」という名前だけで判断しないでください。

災害時の備蓄水としての違い

天然水とRO水のどちらも、未開封の宅配ボトルを保管できれば、ローリングストックに活用できます。水道水を使う浄水型は、断水時に原水を確保できないため、別途備蓄水が必要です。

  • 未開封時の賞味期限を確認する
  • 直射日光や高温多湿を避けて保管する
  • 停電時にサーバーから出水できるか確認する
  • 電気を使わない非常用コックの有無を確認する
  • 日常的に古い水から使い、入れ替える

天然水が向いている人

天然水を選びやすい人
  • 採水地や水の味にこだわりたい
  • 自然由来のミネラル成分を確認して選びたい
  • 飲み水のおいしさを重視したい
  • 宅配水を日常利用しながら備蓄したい
  • 水代が多少高くても味を優先したい

天然水の商品を比べたい方は、天然水ウォーターサーバーの比較から候補を絞れます。

RO水が向いている人

RO水を選びやすい人
  • クセの少ない水を選びたい
  • 水の成分が安定した商品を比較したい
  • 天然水より料金を抑えたい
  • 飲み水だけでなく料理にも使いたい
  • 回収型ボトルでも問題なく管理できる

ウォーターサーバー選びで確認するポイント

確認項目チェック内容
水の種類天然水・RO水・浄水型
硬度・成分家族の用途に合うか
月額総額水代・送料・レンタル料・電気代
注文量毎月使い切れる量か
ボトル交換重さと交換位置に無理がないか
容器回収型か使い捨て型か
契約条件最低利用期間・解約金・休止手数料
調乳水の成分と温水温度
備蓄賞味期限と停電時の出水方法

水の種類だけで決めず、料金や交換方法も含めて選びたい方は、失敗しないウォーターサーバーの選び方をご覧ください。

天然水とRO水の違いがわかったら、毎月使う量・交換できる重さ・契約期間を並べると、自分に合うサーバーを絞りやすくなります。

天然水とRO水についてのよくある質問

天然水とRO水の一番大きな違いは何ですか?

原水と処理方法です。天然水は特定水源の地下水などを使い、RO水は水道水や地下水などをRO膜で処理して作ります。

天然水とRO水はどちらが安全ですか?

水の種類だけでは決められません。適用される規格、製造工程、品質検査、保管方法、サーバーの衛生管理を確認することが大切です。

RO水にはミネラルが入っていませんか?

RO膜処理後にミネラルを添加する商品があります。RO水という名称だけでは最終的な成分は判断できないため、商品ごとの成分表を確認してください。

天然水のほうがおいしいですか?

おいしさは好みによります。天然水は採水地ごとの個性を楽しみやすく、RO水はクセを抑えやすい傾向があります。硬度や温度によっても味の印象は変わります。

赤ちゃんのミルクにはどちらが向いていますか?

天然水・RO水の名称だけでは判断できません。粉ミルクの表示に適合する成分か、硬度は高すぎないか、70℃以上のお湯で調乳できるかを確認してください。

料理にはどちらが使いやすいですか?

和食や炊飯には硬度の低い水が使いやすい傾向があります。天然水かRO水かだけでなく、硬度と費用、使う量で選びましょう。

備蓄水に向いているのはどちらですか?

未開封ボトルを保管できる宅配型なら、どちらもローリングストックに活用できます。賞味期限と、停電時にサーバーから水を出せるかを確認してください。

まとめ|味なら天然水、料金やクセの少なさならRO水を比較

天然水は、特定の水源から採水した地下水などを使い、採水地ごとの味や成分を楽しみやすい水です。RO水は、原水を逆浸透膜で処理し、成分のばらつきやクセを抑えやすい水です。

採水地や水のおいしさを重視するなら天然水、料金や使いやすさを重視するならRO水が候補になります。ただし、安全性や調乳への適否は名称だけで決めず、成分表、品質検査、温水温度を確認してください。

参考資料

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