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ウォーターサーバーの種類を比較|宅配型・補充型・直結型の違い

編集部コラム

ウォーターサーバーを調べると、宅配型、浄水型、水道直結型、天然水、RO水、卓上型など、さまざまな言葉が出てきます。

これらは同じ基準で分けた種類ではありません。「水をどう補給するか」「どんな水を使うか」「容器をどう処理するか」「本体をどこへ置くか」という別々の分類です。

最初に宅配型・水道水補充型・水道直結型から供給方式を選び、その後に水、容器、本体形状を選ぶと整理しやすくなります。

この記事では、ウォーターサーバーの種類を5つの分類軸に分け、それぞれのメリット・デメリットと向いている家庭を解説します。

「天然水」と「卓上型」は比べる関係ではありません。水の種類と本体の形を別々に選びます。
この記事でわかること
  • 宅配型・補充型・直結型の違い
  • 天然水・RO水・浄水の違い
  • リターナブル・ワンウェイ容器の違い
  • 床置き型・卓上型の選び方
  • 上置き・足元交換・軽量ボトルの違い
  • 目的と生活に合う種類の選び方
目次

ウォーターサーバーの種類を30秒で確認

分類する軸主な種類決まること
水の供給方法宅配型・水道水補充型・水道直結型配送、交換、給水、工事
使用する水天然水・RO水・水道水の浄水味、成分、料金の考え方
宅配容器リターナブル・ワンウェイ回収、保管、家庭での処分
本体形状床置き・卓上設置場所、高さ、容量
ボトル交換上置き・足元交換・軽量ボトル持ち上げる重さ、交換頻度

「浄水型」という言葉は、水道水をフィルターでろ過する方式の総称として使われます。その中に、自分で水道水を注ぐ補充型と、水道管へ接続する直結型があります。

まず供給方式を決めれば、その後の料金・設置・交換条件を比較しやすくなります。

供給方式は大きく3種類

日本宅配水&サーバー協会も、宅配水を供給するサーバーと、水道水をろ過して温水・冷水を供給する浄水器形サーバーの違いを案内しています。家庭で選ぶ際は、浄水型を補充型と直結型へ分けると使い方を理解しやすくなります。

比較項目宅配型水道水補充型水道直結型
水の補給配送ボトルを交換タンクへ水道水を注ぐ水道から自動給水
主な水天然水・RO水など水道水の浄水水道水の浄水
料金傾向使用量で水代が増える月額定額制が中心月額定額制が中心
設置工事基本不要基本不要必要な場合がある
容器保管必要不要不要
備蓄未開封水を活用しやすい別途保存水が必要別途保存水が必要
主な負担受取・交換・保管給水・タンク清掃設置条件・工事

宅配型ウォーターサーバー

天然水やRO水が入ったボトルを自宅へ届けてもらい、サーバーへセットして使います。採水地や水の味を選びたい家庭、未開封ボトルを備蓄へ回したい家庭に向いています。

  • 天然水・RO水など商品化された水を選べる
  • 水を自宅まで届けてもらえる
  • 未開封ボトルをローリングストックへ使いやすい
  • 水道設備から離れた場所にも置きやすい

一方で、配送の受け取り、ボトル交換、予備・空容器の保管が必要です。使用量が増えるほど水代も増えやすくなります。

水道水補充型ウォーターサーバー

本体の給水タンクへ自分で水道水を注ぎ、フィルターでろ過して使います。水道管へつなぐ工事が基本的に不要で、ボトル配送・交換・保管もありません。

  • 宅配ボトルを交換しなくてよい
  • 設置工事なしで始めやすい
  • 月額定額制なら料理にも使いやすい
  • 配送日時や水の在庫を管理しなくてよい

給水タンクへ水を入れる作業と清掃は必要です。家族の使用量に対してタンクが小さいと、給水回数が増えます。

詳しい注意点は水道水補充型のメリット・デメリットで確認できます。

水道直結型ウォーターサーバー

水道管からサーバーへ水を取り込み、フィルターでろ過します。ボトル交換だけでなく手動給水もないため、使用量が多い家庭やオフィスに向いています。

  • ボトル交換と手動給水がない
  • 水を多く使っても在庫切れになりにくい
  • 配送の受け取りと容器保管が不要
  • 料理・炊飯・オフィス利用へ使いやすい

水道設備の近くへ置く必要があり、分岐部品の取り付けや配管が必要になる場合があります。賃貸住宅では工事内容と原状回復、引っ越し時の撤去・再設置費用を確認してください。

水は天然水・RO水・浄水に分けて考える

供給方式を決めたら、次に使用する水を選びます。天然水とRO水は主に宅配型、浄水は水道水補充型・直結型で利用されます。

種類特徴向いている人注意点
天然水特定の水源から採水し、必要な処理をした水採水地や自然な味わいを選びたい水代、送料、硬度、交換・保管
RO水RO膜で処理した水。ミネラルを加える商品もあるクセの少ない宅配水を選びたい商品ごとの成分、サポート料、容器
浄水自宅の水道水をフィルターでろ過交換をなくし、料理にも多く使いたい浄水能力、使用上限、給水・工事、断水

天然水は採水地や味を選びたい人向け

地下水などを特定の水源から採水し、食品表示基準に沿った区分・処理を経て商品化されます。採水地、硬度、含まれるミネラルなどにより味の印象が変わります。

「天然」という言葉だけで選ばず、水の価格、配送地域、追加送料、採水地が変わる条件を確認してください。

RO水は処理方法を重視する人向け

RO膜を使って原水を処理した水です。処理後にミネラルを加えて飲みやすくした商品もあります。原水、成分、製造方法はサービスごとに確認してください。

天然水との詳しい違いは天然水とRO水の比較で解説しています。

浄水は水道水を自宅でろ過したい人向け

水道水をサーバー内部のフィルターでろ過して使います。月額定額制が中心で、宅配水のように注文本数で水代が増える方式ではありません。

除去対象物質、総ろ過量、1日あたりの使用目安、フィルター交換周期は製品によって異なります。「定額=無条件で無制限」と考えず、使用条件を確認してください。

宅配型は容器方式も2種類

比較項目リターナブル方式ワンウェイ方式
使用後事業者が回収家庭で処分
空容器回収まで保管つぶせる容器もある
配送自社・販売店配送が中心宅配便利用も多い
主な利点容器を繰り返し利用空容器を返却しなくてよい
主な注意空容器の置き場所自治体に沿った分別・処分

リターナブルボトル

使用済み容器を配送員などが回収し、洗浄・検査して再利用する方式です。家庭で容器をゴミに出す必要はありませんが、回収まで空容器を保管します。

ワンウェイボトル

使用後の容器を家庭で処分する方式です。水の減少に合わせて収縮する容器や、つぶしやすい容器もあります。返却待ちの保管は不要ですが、自治体の分別方法に従って処分します。

容器の素材や処分区分は商品と自治体によって異なります。詳しくはウォーターサーバーのボトルの種類も参考にしてください。

ボトルの容量と交換位置による違い

上置き型は交換動作を確認する

ボトルをサーバー上部へセットします。構造が分かりやすい一方、12L前後のボトルを胸や肩の高さまで持ち上げる場合があります。

妊娠中の方、腰や肩に不安がある方、高齢者が一人で交換する場合は、無理のない重量か確認してください。

足元交換型はしゃがむ動作を確認する

サーバー下部の収納部分へボトルをセットします。高い位置へ持ち上げる必要はありませんが、床近くでボトルを動かし、しゃがんで接続する作業があります。

腰や膝に不安がある場合は、公式の交換動画や展示機で動作を確認しましょう。

軽量ボトルは交換頻度も考える

7L前後など容量を抑えたボトルは、12Lボトルより扱いやすい傾向があります。一方で、同じ量を使うなら交換本数が増え、1Lあたりの料金が変わる場合もあります。

重量だけでなく、1か月の必要本数、配送単位、保管場所を含めて比較してください。

本体は床置き型と卓上型

比較項目床置き型卓上型
設置床へ直接置く台・棚・カウンターへ置く
高さ給水口を使いやすい高さに設計置く台で高さが変わる
容量比較的大きい機種が多い小型化のため容量が小さい場合がある
床面積専用スペースが必要床面を使わない
安全転倒防止とコード配置を確認台の耐荷重・安定性・落下防止を確認

床置き型

床へ直接設置する一般的な形です。タンク容量や機能の選択肢が多く、家族で使いやすい機種が見つかりやすい一方、専用の設置スペースが必要です。

本体の幅・奥行きだけでなく、扉の開閉、ボトル交換、壁から離す放熱空間まで測ります。

卓上型

キッチンカウンターや棚などへ置く小型タイプです。床のスペースを使わずに済みますが、置く台の耐荷重、水平、奥行き、転倒・落下防止を確認します。

「卓上」という名前でも、水を入れた状態では重くなります。高すぎる位置や不安定なワゴンへ置かないでください。

卓上型は小さいだけで安全とは限りません。本体と水を合わせた重量に台が耐えられるか確認しましょう。

機能による種類の違い

同じ供給方式でも、搭載機能によって使い勝手が変わります。必要な機能と、使わない機能を分けて選びましょう。

  • 冷水・温水:基本機能。温度範囲を確認
  • 常温水:冷たすぎない水を飲みたい場合に便利
  • 再加熱:通常温水より高い温度が必要な場合に使用
  • エコモード:温度や稼働を調整して消費電力を抑える
  • 温度設定:複数の冷水・温水温度を選べる
  • チャイルドロック:温水・冷水の誤操作を防ぐ
  • 内部クリーン:熱や循環などで内部衛生を補助
  • 定量出水:設定量で自動停止する機種もある

内部クリーン機能があっても、出水口、受け皿、給水タンクなどの日常清掃まで不要になるとは限りません。取扱説明書で利用者が行う手入れを確認してください。

目的別に選びやすい種類

目的候補になる種類確認事項
天然水を飲みたい天然水の宅配型採水地、硬度、水代、送料
クセの少ない宅配水RO水の宅配型成分、サポート料、容器
ボトル交換をなくしたい水道水補充型・直結型給水作業または設置工事
料理にも多く使いたい定額制の浄水型総ろ過量、推奨使用量
給水作業もなくしたい水道直結型水道近くの設置、工事
備蓄水も持ちたい宅配型賞味期限、保管、停電時の出水
交換負担を減らしたい軽量・足元交換・浄水型持つ・しゃがむ・給水する動作
床を使いたくない卓上型台の耐荷重と安全性

具体的なサービスを比較する場合は、主要メーカー比較浄水型ウォーターサーバー5社比較を利用できます。

種類別に後悔しやすいポイント

宅配型は使用量と交換重量を見落としやすい

  • 最低注文数に対して水を使い切れない
  • 12L前後のボトルを持ち上げられない
  • 予備・空容器の置き場所が足りない
  • 配送休止手数料や地域別送料を確認していない

補充型は給水頻度を見落としやすい

  • 家族の使用量に対してタンク容量が小さい
  • 毎日の給水が負担になる
  • タンクの分解・洗浄を続けられない
  • 断水時の備蓄になると思っていた

直結型は設置・撤去条件を見落としやすい

  • 希望場所が水道設備から遠い
  • 賃貸住宅で設置確認が必要だった
  • 工事日程の調整が必要になる
  • 引っ越し時の撤去・再設置費を確認していない

種類を選ぶ4ステップ

STEP1.水を届けてもらうか水道水を使うか決める

天然水・RO水や備蓄を重視するなら宅配型、ボトル交換を避けたいなら浄水型から考えます。

STEP2.浄水型なら補充型と直結型を選ぶ

工事を避けたいなら補充型、給水作業もなくしたいなら直結型が候補です。設置場所と毎日の給水頻度を比べます。

STEP3.本体形状と交換方法を選ぶ

設置場所を採寸し、床置きか卓上かを決めます。宅配型では、上置き、足元交換、軽量ボトルのどれを無理なく扱えるか確認します。

STEP4.同じ種類の2~3社を比較する

異なる種類を月額料金だけで比べると、サービス内容の違いを見落とします。同じ供給方式の中で、月額総額、機能、契約期間、解約費用を比較してください。

全体の判断基準はウォーターサーバーの選び方でも確認できます。

種類を選ぶ前のチェックリスト

契約前に確認
  • 宅配水と水道水のどちらを使いたいか決めた
  • 天然水・RO水・浄水の違いを理解した
  • 交換・給水・工事のどれなら続けられるか考えた
  • 本体、扉、放熱空間、容器を含めて採寸した
  • ボトルの重量と交換動作を確認した
  • 必要な温度・機能を決めた
  • 電気代・送料を含む月額総額を確認した
  • フィルターや清掃の条件を確認した
  • 契約期間、解約金、撤去・返却費を確認した
  • 断水・停電時の水を別に考えた
この順番で選ぶと、メーカー名や割引だけに迷わされず、生活に合う候補を絞れます。

ウォーターサーバーの種類でよくある質問

ウォーターサーバーは何種類ありますか?

水の供給方式では、宅配型、水道水補充型、水道直結型の3種類として整理できます。さらに水、容器、本体形状、交換位置によって分かれます。

浄水型と水道水補充型は同じですか?

水道水補充型は浄水型の一種です。浄水型には、自分で水道水を注ぐ補充型と、水道管へつないで自動給水する直結型があります。

宅配型と浄水型はどちらが安いですか?

使用量によります。宅配型は注文量で水代が増え、浄水型は月額定額制が中心です。使用量が多い家庭では浄水型が管理しやすい場合がありますが、電気代、工事、契約条件も含めて比較してください。

天然水とRO水はどちらがおすすめですか?

採水地や自然な味わいを重視するなら天然水、RO膜で処理した宅配水を選びたいならRO水が候補です。水代、硬度、容器、配送条件も確認してください。

リターナブルとワンウェイはどちらが便利ですか?

家庭で容器を捨てたくないならリターナブル、空容器を回収まで保管したくないならワンウェイが候補です。自治体での処分方法と自宅の保管場所で選びましょう。

床置き型と卓上型はどちらがよいですか?

専用の床面を確保でき、容量や機能を重視するなら床置き型、床を使いたくないなら卓上型が候補です。卓上型は置く台の耐荷重と安定性を必ず確認してください。

ボトル交換が一番楽なのはどの種類ですか?

ボトル交換自体がないのは水道水補充型と直結型です。宅配型では軽量ボトルや足元交換型が候補ですが、給水・しゃがむ動作など別の作業も確認してください。

災害時に向いているのはどの種類ですか?

未開封ボトルを保管できる宅配型は備蓄へ活用しやすいです。ただし停電時の出水方法を確認してください。浄水型は断水時に使えない可能性があるため、保存水を別に備えます。

まとめ|供給方式から順番に選ぼう

ウォーターサーバーの種類は、一つの軸だけで分かれているわけではありません。供給方式、水、容器、本体形状、交換位置を分けて考えることが大切です。

種類を選ぶ順番
  1. 宅配型・水道水補充型・水道直結型から選ぶ
  2. 天然水・RO水・浄水から選ぶ
  3. 必要なら容器方式と交換位置を選ぶ
  4. 床置き・卓上と必要な機能を選ぶ
  5. 同じ種類の2~3社で総額と契約条件を比較する

どの種類が優れているかではなく、交換・給水・工事のうち、どの方法なら無理なく続けられるかで選びましょう。

参考にした業界・公的情報

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